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コゴン村保育園

2014

ボホール島,フィリピン

コゴン村は、度重なる震災や台風により大きな被害を受けた、ボホール島に位置する、人口約700人の村です。一部JICAから資金提供を受け、 倒壊した保育園を復興する計画が立てられました。
建物の骨組み部分は、パソコンデータに従って自動的に機械カットされたベニヤ合板のパーツを、同じくベニヤ板による楔のパーツでジョイントする、独自の構法で建てられています。現地での合理性を重視し、一切接
着剤・釘・電動工具を用いることのないシステムです。
慶應義塾大学の学生だけでなく、村人たちとの協働作業とするため、建設は、地域の子供たちやその家族と、同じ構法でおもちゃをつくるワークショップを行うところから始まりました。
骨組みに対して取付ける、建物の外皮となる素材には、現地の竹を編んだパネルを用い、気候や伝統建築に馴染むデザインとしました。

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