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​パークシティ浜田山 F棟

2010

​東京

「パークシティ浜田山」は、著名人も愛する杉並の住宅街、浜田山の悠遠な「三井浜田山グラウンド」の跡地に計画された集合住宅開発である。浜田山グラウンドだった頃からの、七十余年の年輪を重ね咲き誇る桜の大樹をはじめ、約2,000本の樹木が生い茂る風景を大切に、地域に開放するかたちで全体がひとつの庭園のように計画された。


F棟は、そのなかで中高層住宅棟と、分譲戸建住宅との間に位置する低層の住宅棟である。計画全体のコンセプトである”Art & Crafts”、100年後も風化しない伝統的な素材感等、他棟に呼応するデザインを行いつつ、低層ならではの「邸宅感」をコンセプトとし、デザインを行った。
まず、3層25戸の住戸に対し、3箇所のエントランスを設けることで、長大な壁面を分節し、またよりパーソナルに自宅に入る感覚を創出した。また、建物中央にヴォイドを設けることで、住戸の居室だけではなくトイレや浴室等にも光や風を取り込む計画とした。
共用空間においては、桜並木に呼応するルーバーや、自然石や地形のようなゆったりとしたスケールの家具により、外部の自然と一体的な空間をデザインした。

用途:集合住宅

業務範囲:基本設計(外装・共用空間)・デザイン監修

​協働者:三井不動産レジデンシャル株式会社(企画設計)・光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所・鹿島建設株式会社(実施設計)、他

​(写真:鹿島建設株式会社)