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神戸旧居留地25番館

2009

​兵庫、日本

港を望む建物に対し、海の水面のように様々な表情を見せるファサードを作った。波が光の輝きやゆらめき・拡散を生むように、建物上層部の外皮に取り付けられるフィンは、時とともに移り変わる光が織りなす反射や影によって建物に豊かな表情を作ると同時に、建物のもつボリューム感を軽減する仕掛けとなる。
建物下層部は隣接する博物館との調和を図りつつ、商業建築としての開放性を作るため、連続する石造の壁と、浮いたガラスのボリュームによる構成とした。
建物上層部および下層部には、縦方向の上昇性を共通のフォルムとして表現することや、石のベージュ色を基調色としてその濃淡に振った外装の配色を行うことにより、一つの建物としてのまとまりを持たせる。土地の場所性や歴史性を表現するとともに、自然の現象が作り出す変化する表情を醸し出すことをファサードデザインで意図した。

用途:複合施設(ホテル・商業)

業務範囲:デザイン監修

​協働者:竹中工務店・A.N.D.(ホテル内装)

​(写真:古川泰造)