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TPM南青山

2016

東京

青山霊園の豊かな緑を臨む、築約30年の集合住宅における共用部改修計画である。計画に当たっては、長く大切に使われてきた建物の記憶を継承しながらも、新たな価値を加え、次の50年の礎となる意匠が求められた。
外部では、立体的な植栽に加え、石とキャストメタルの組み合わせによる壁を用いて、建物の前面に新たなレイヤーを設け、エントランスまでの距離があえて遠くなるようアプローチを変更した。壁に沿っては曲がり奥へと連なっていくこのアプローチは、内部へと展開され、1階共用部ではさらに、ガラス作家板橋一広氏との協働により、華やかさと落ち着きの調和が図られた、一連のシークエンスがつくりあげられた。

用途:集合住宅(改修)

業務範囲:基本設計・実施設計(外装・共用空間)・工事監理

協働者:三井不動産リフォーム株式会社・内原智史​デザイン事務所(照明)・板橋一広(ガラスアート)

(写真:三井不動産リフォーム株式会社)

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